マールかいてマルオ

オタク界から第一線を退いた20代後半薬剤師。日々思ったことを書いていきます

薬剤師国家試験対策で僕が行っていた勉強法その2

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続きです。

 

こんにちは。マルオです。

 

早速前回の「薬剤師国家試験対策で僕が行っていた勉強法その1」の続きを書いていきたいと思います。

 

maruo.hatenablog.jp

「自分でまとめる」はピンポイントで

 

所謂「自分でまとめる」作業は、国試の勉強では基本的にはしていませんでした。

 

僕も定期試験のときにはよく教科書の内容などをルーズリーフなんかにまとめて勉強していました。

 

たしかに「自分でまとめる」と、教科書にゴチャゴチャ書いてある内容もわかりやすくコンパクトに整理できることで頭に入れやすくなるメリットがあります。

 

ですが国試の試験範囲は膨大な量なので、それをまとめるとなると時間も手間もかかりすぎてしまいます。

 

なので「自分でまとめる」のは、わかりにくいところだけピンポイントで行いました。

 

そうすると、試験の直前に確認するのにちょうど役立ちました。

 

 

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参考書は一つに絞って繰り返しやる

 

模試などを受けたりしていると、必ず起こるのが「こんな問題、参考書に載ってない!」ということです。

 

当然の話ですが、参考書に載っている内容の中から必ず試験問題が出るわけではありません。

 

なので、一つの参考書だけでは勉強範囲が足りないと思う方もおられるかもしれません。

 

しかし、落ち着いて考えてください。

 

薬剤師国家試験は何も満点を取る必要はなく、とにかく全体の65%(345問中225点)以上取ることができればそれで合格です。

(近年、合格基準は平均点と標準偏差による相対基準になる動きになっています。何にせよとりあえず225点取れていれば合格は確定です。)

 

言ってしまえば、345問の中で120問までは捨てることができるのです。

 

また、以前は必須問題などの足切りがかなりネックになっていましたが、近年の国試では足切りはほぼ無いも同然と言って良いでしょう。

 

つまり、皆が解ける問題を自分も確実に正答していけば、合格できるようになっているのです。

 

なので、自分だけあえて難しい問題のためだけに時間や労力を費やす必要性は皆無と言って良いでしょう。

 

むしろ、合格者が解ける問題を自分も確実に正答することのほうが重要です。

 

例えば青本で勉強する場合、青本の内容で解ける問題が仮に300/345問あったとすれば、青本の内容を8割マスターしていれば240/300点取れるので余裕で合格できます。

 

同じテストを仮に青本の内容が7割しかできていないのに他の参考書をかじった人が受け、他の参考書の内容が10点分で出たとします。

 

それだと、青本の内容で解ける問題が210/300点、それ以外の内容の問題で10/45点足しても220/345点で落ちてしまうことになりますよね。

 

他の参考書に手を出すとなるとまた1から取り組む必要がありますし、最初勉強した参考書と被る内容もあるでしょうし、効率はあまり良いとは言えないと思います。

 

解けない問題があると不安にはなりますが、はっきり言って合格するだけなら一つの参考書を繰り返しするだけで十分です。(実際ぼくがそうでした。)

 

他の参考書に手を出すのは、最初の参考書をマスターしてもう勉強することがない、合格点よりさらに上を狙う人だけにしましょう。

 

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本番の問題内容について

 

本番前の問題内容流出

 

国試が近づくにつれて、本番の問題内容の流出情報がSNSなどで回ってくることになると思います。

 

例えば、今回問題を作る先生の専門分野がここだからその問題が出るとか、その先生が授業でここの内容で本番の問題を作ったと思わず漏らしてしまっただとか、違う医療系の国試で出たこの問題が薬剤師の国試でも出るだとか、予備校の先生が直前模試の内容を国試を作った人に見せたらよく当たってるねと言われただとか…

 

いろいろ噂は出てくると思いますが、結論から言うと本番の問題内容流出はまずありえません。

 

実際に僕が国試を受けたときにもかなり情報がSNSで回ってきましたが、いざ本番を受けてみると全く関係ありませんでした。

 

むしろ、あれだけいろいろ回ってきた情報は何だったんだ…という感じでした。

 

なので、本番前の噂には惑わされずしっかり自分の勉強に集中したほうが良いと思います。

 

ただ、どうしても噂が気になってしまう人はそこを勉強しておけば後々気にせずに済むので良いかもしれません。

 

何にせよ過剰に情報を信用するのは禁物ですし、自分の勉強スケジュールを曲げてまでケアする必要はないと思います。

 

  予備校のヤマ

 

毎年にように予備校講師ここが今年のヤマだ!と言っていると思いますが、正直結論から言うと下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるレベルのものと思って良いでしょう。

 

もちろん適当に予想してるわけではないのはわかっていますが、所詮ヤマはヤマでしかありません。

 

ただ、薬ゼミ大阪の薬理学のO先生の話だけは聞いておいたほうが良いです。あの先生だけは相当な情報を集めているので当たります。

 

それ以外の先生のヤマはとくに当たってた記憶はないですね。

 

基本的にはヤマをわざわざ勉強するくらいなら、自分の苦手な範囲でも勉強しておくほうが良いと思います。

 

最後に…最大の敵はモチベーション

 

僕が国試勉強を経験して体感したのは、モチベーションを保つ難しさでした。

 

本番までまだ時間があるうちは良かったのですが、本番が近づくにつれて模試の点数がなかなか上がらなかったため、もうこれ以上勉強したところでどうせ無理なんじゃないかと思うようになり、なかなか勉強に向かうことができませんでした。

 

なので、モチベーションを保つためにも早いうちから勉強の型をつくり、ある程度合格を見込める点数を模試でとれるようにしておくことは重要なのではないかと思います。

 

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